当社が位置する浜崎地区は、平成13年に国の重要伝統的建造物保存地区に選定されました。江戸期の萩藩の経済活動を担った港町で、昭和初期まで問屋や物資を商う大店が立ち並んでいました。現在も江戸期の建物が約40棟、明治期の建物が約40棟、大正・昭和初期の建物が50棟程度残っており、藩主の御座船を納めた国指定史跡「旧萩藩御船倉」と共に古い町並みを形成しています。毎年8月には住吉神社を中心として1日の大祭、2日・3日の御神幸神事、4日の夏越神事が住吉祭りとして執り行われます。住吉祭り中の8月3日終日にわたり、「御船」山車に浜崎地区の「地謡組」が乗船して市中を奉納演奏する住吉神社「御船謡」は、山口県無形民俗文化財に指定されています。