創業70周年記念に包装紙をリニューアルしました。

有限会社 大敬(萩ひもの屋 大敬)は、創業70年目を記念して2025年2月5日より包装紙をリニューアルしました。
受け取った方に温かい気持ちが伝わる萩・浜崎らしい包み物で、より多くの方々にとって身近な存在となる「美味しい。」と喜んでいただける「ひもの」を日本全国にお届けします。
新デザインについて
新しいデザインの作成とレイアウトなどすべてを松陰堂有限会社様に依頼しました。
当店のデザインイメージとして山口県指定無形民俗文化財「住吉神社『御船謡』」と萩の風情と日本海の荒波を入れて欲しいとお願いし、松陰堂有限会社様のデザイナーさんが素敵なコンテンツをコーディネートしてくださいました。
色調は「御船謡」の裃(かみしも)をイメージしました。白麻紋付(しろあさもんつき)、白足袋、白の肩衣(かたぎぬ)、白扇子の白地をベースに、袴(はかま)の緑地の色をあしらいました。
金箔模様は、「御船謡」が舞台演奏の時に背景に配置する「金屏風」をイメージしました。和の美が引き立っています。
伝統を継承し、器量・技量が表現され、清廉素朴で美しく、凛とした出来栄えに魅了されました。

「大敬」の文字は、平成17年に書道家の永田紗戀先生に書いていただいたものです。「ひもの」の文字は、専務と看板娘3号が共同で書きました。

「御船謡」の地謡組が謡う時に使う「扇子」の扇型の中に、「日本海の荒波」と「指月山」と「城下町の土塀の文様」が入っています。扇子の形状は「末広がり」に通じる縁起の良いものと言われています。

2本の交差している櫂(かい)は浜崎の町印です。「二つ重ね櫂」(ふたつかさねかい)、「違い櫂」(ちがいかい)と言います。櫂(かい)とは人力で和船の推進力を得るための棒状の道具です。海にゆかりがある家系が用いています。
※ この包装紙に関わる印刷物の作成に必要なデータやレイアウト等の著作権は松陰堂有限会社様に帰属します。