「NHKのど自慢」出場から6年経ちました。
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「NHKのど自慢」下関大会の本選に店主夫婦が出場して6年経ちました。
店主が25年前に萩市民会館で初めて生で観た「NHKのど自慢」にいつの日か挑戦したくて長年待ち焦がれていました。
ある日NHKの番組案内で「NHKのど自慢」下関大会予選会が開催されることを知り、専務と結婚25周年を記念して初めて応募することにしました。
昨日のことのように思い出す「NHKのど自慢」下関大会の様子を音楽と写真で綴ります。
2018年5月26日(土) 予選会の日
この日は「瀬つきあじ」漁が大漁で、午前9時すぎまで市場で競りに参加していました。
時間を気にしながら買い付けた「瀬つきあじ」を工場冷蔵庫に入れて、直ちに下関市民会館に高速でかけつけ、午前11時すぎに会場入りしました。(たとえ所用で受付に遅れても予選会の最後に歌い審査を受けられるとのことです。実際に高校の部活動の都合で遅くなり最後に歌った女子高生は予選を突破し、本選では鐘3つ合格となりました。)
会場入り口から見渡すと、受付ロビーではたくさんの予選出場者と関係者で溢れかえっていました。
受付を済ませた後、専務は同伴した長女とふたりで、特設ブースの「のど自慢グッズとお土産コーナー」でお買い物と余裕の行動でした。
会場内はコロナ禍前でしたので、満員で熱気にあふれ和やかな雰囲気でした。
午後12時前からのディレクターさんの説明を聞くことからが予選会の始まりです。
250組の予選出場者たちは、ステージ上で「あ」行の曲目から順番に約50秒ほど曲を歌い、歌が終わるとステージ下で簡単な質疑応答をして出番は終わりです。
店主夫婦は槇原 敬之さんの「どんなときも。」という曲目だったので、166番目に歌わせていただきました。
出だしの振付のタイミングを間違えましたが、間違っても審査に影響はないと事前説明を受けていたので安心して50秒間悔いのないようにしっかりと歌い上げました。
ステージを降りてからは、地元NHKアナウンサーさんに「初めての出場ですか?」などいくつかの質問されました。
そのあと、ロビーで予選の様子をテレビで時間差をつけて放映しているとのことで、自分たちの歌のチェックをしました。
さて、予選通過者の発表は午後5時30分ぐらいから始まりました。
予選通過者の若い番号から読み上げられ、通過者はステージ上に自分の荷物を持って上がってきてほしいとのこと。
そして、まさかの本選20組出場中の1組に選ばれました。
奇跡の初応募・初挑戦・初本選出場です。
本選出場者はそのあと市民会館奥の広い部屋(本選控室)に集合して、翌日の本選の説明案内が始まりました。
説明後は、1組ごとにコンマスさんと曲合わせをし、そのあと予選会では各自が話きれなかったことを小田切 千アナウンサーさんから出場者ごとに面接取材されました。
予選当日の全日程が終わり、萩への帰路についたのが午後9時すぎでした。予選会に長女が同伴したおかげで、萩で果報を待つ次女をはじめ親戚へ電話連絡をし、同時進行で次女と3女による翌日の応援グッズ(うちわ等)の製作ができました。私たち夫婦も萩に帰ってから仕事を片付けて翌朝の出発に備えました。
2018年5月27日(日) 本選の日
午前4時30分に萩を出発して、再び、下関へ。
道中は車の中で何回もカーステを伴奏に歌いながらの入念なチェック。
下関市民会館に入館してからはいよいよ怒涛の時間が始まりました。
集合時間どおりに本選出場者が全員そろったところで、ディレクターさんからの本選本番の説明が始まりました。
次に本選で歌う順番発表。
店主夫婦は3番目です。
早く歌わせていただけると緊張の時間が少なくてすむのでラッキーと思いました。早く歌って他の出場者の応援をしっかりしますよという気持ちでした。
すぐに控室からステージに移動してリハーサルが始まりました。オープニング時の立ち位置の確認、指定された座席の位置確認、そして番組進行に沿っての通し練習をしました。
ステージ上での歌のリハーサルでは自分たちの曲の1番部分を全部歌えました。生バンド演奏で、スピーカーの返しもあり、無観客なので、程よい緊張感で1番うまく歌えた気がしました。
今は番組構成の変更により伴奏が生バンドからカラオケに変わりましたが、生演奏だと歌い手の間合いに合わせていただくことができ、老若男女が楽しむことができたいい時代だったと思います。
そのあとで、無人の観客席に降りて、ゲスト歌手の山本 譲二さんと川野 夏美さんの歌のリハーサルをご褒美で聴かせていただきました。プロはやっぱり凄いです。
▲ ゲストの山本譲二さんが歌われた曲「ふたりでよかった」です。
全てのリハーサルを終え、最後にステージ上で記念撮影をして本番までしばしの休憩。
いよいよ本番の30分前に、全出場者が観客が館内入場したあとの静かなロビーに移動して、緊張ほぐしの各自一言ずつエールから全員がエンジンを組んでの掛け声。「一生懸命、歌うぞー !」
いざ出陣です。満員の会場最後尾入口から観客席通路を通ってステージに向かって全出場者入場。
「娘たちはどこに座っているかな?」と会場を見渡しながら手を振って入場しました。心地よい緊張感の中からいざ本番です。
自分の立ち位置に立って、ディレクターさんの3.2.1のキューあと。
午後12時15分。本番スタート。
「3番、どんなときも。」熱唱しました。鐘2つ。悔いはありません。満足です。
歌い終わるとインタビューで小田切 千アナウンサーさんから、夫婦の出会いを聞かれ、川野 夏美さんからは「涙が出ました。」とお褒めのお言葉をいただき、最後は美味しい「ひもの」の話をさせていただきました。
▲ ゲストの川野夏美さんが歌われた曲「孔雀の純情」です。
本番が無事に終了して、控え室に戻ると出場者全員に記念トロフィーと山本 譲二さんと川野 夏美さんと小田切 千アナウンサーさんのサインが寄せられた色紙をいただきました。
出場者全員で最後の挨拶がかわされたあとで、その中のおひとり石川社長さんが音頭をとってくださり、全員がLINE交換して同窓会での再会を約束しました。
今日までの6年間で、本選出場者のみなさんとの毎日のLINEのやりとり、下関ボートレース場・山口市民会館・門司港レトロなどで歌の出演や、東京NHKホールでのグランドチャンピオン大会出場の下関大会チャンピオン・森川さんの応援遠征、カラオケ店での同窓会、県内各地でのお泊り飲み会や交流会など充実した日々を過ごしています。
「NHKのど自慢」のおかげで、夫婦で人生が変わりました。
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