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マイナーだけど美味!!「金太郎」特大サイズを仕入れました。

日本全国ではあまり認知が低いのに、ヨーロッパと萩では人気の高い魚がいます。

それは「金太郎」。学術名を「ヒメジ」と言います。なぜ萩で「金太郎」との呼び名がついたかは不明です。

北海道の南部以南から九州・沖縄にかけて広く分布する魚で、おもに浅い砂底に生息しています。萩では底引網(小手繰り)漁で水揚げされます。成魚でも20cmほどの小型の魚で、2本の長いひげを持ち、ひげを使って砂礫のなかのエサを探します。

なお、金太郎(ヒメジ)は、水産庁の資源調査の対象になっていないため、資源量や水揚げ量の情報はほとんどありません。

萩では甘みのある美味しさから、昔は「鯛より美味しい」と漁師さんの隠れメニューとして刺身で食べられていました。見た目は朱色の美しい魚ですが、身は白身の魚です。

近年、「金太郎」の美味しさが再認識され市場では高値で取引されています。

「金太郎」は小骨の多い小さめの魚ではありますが、日本近海では秋~冬頃が旬と言われています。萩にお越しの際には、料理店や居酒屋でオーダーをしてみてください。

本日は、久しぶりに大型の「金太郎」を仕入れました。

マイナーだけどメジャー級に美味しい萩の味をお楽しみください。

▲ 競り落としたばかりの「金太郎」鮮魚です。大型の「金太郎」は希少です。刺身にできる大きさですが、これをうす塩で桜干しにします。

▲ 鱗を丁寧にとり内臓を処理して、遠赤冷風乾燥機で2時間ほど干しました。冷凍技術の発達でやわらか乾燥での商品保存が可能になり美味しさが1ケ月保つことができます。このような大きさの「金太郎」はめったにないです。

▲ 目をみていただくと鮮度の良さが分かります。干物になっても天然の朱色が美しさを引き立てます。

▲ 画像左上頭部に黄色い2本の長いひげが見えます。ひげを使って砂礫のなかのエサを探します。その姿から関東ではヒメジを「オジサン」と呼んでいます。

関連記事 / 2024.02.11
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